災害の被災写真(白黒写真)を
カラーでご覧頂けます。 |
提供:国土交通省三重河川国道事務所 |
7月7日の七夕に発生したところから、一般的に三重県で「七夕災害」、静岡県では「七夕豪雨」と呼ばれています。三重県では伊勢市の大半が水に浸かるなど、近年その対策が急がれている「都市型水害」を予感させる災害となっています。
台風8号によって刺激された梅雨前線が、7月6日から8日にかけて太平洋側を中心とした各地に大雨を降らせました。特に被害が大きかったのは三重県と静岡県で、三重県では伊勢市内を流れる勢田川が氾濫、静岡県では静岡市内を流れる巴川などが決壊し、大規模な災害を引き起こしました。このため再度災害防止へ向けて、三重県では勢田川が「直轄河川激甚災害対策特別緊急事業(略称 激特事業)」の第1号として、河川改修が緊急に進められ、勢田川防潮水門が建設されています。また、静岡県では巴川の氾濫防止のため、すでに計画されていた大谷川放水路の建設が促進されることとなりました。 |
三重県伊勢市岩渕地先の浸水状況 |
●総雨量分布図(三重県)
五十年のあゆみ |
●総雨量分布図(静岡県)
わが国の災害誌第三編 |
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勢田川姫之橋付近の被害状況(三重県伊勢市岡本) |
災害の激しかった姫之橋付近(三重県伊勢市岡本) |
巴川の決壊による静岡県清水市内の浸水状況 提供:静岡県 |
大谷川放水路(静岡市駿河区高松) 提供:静岡県 |
提供:国土交通省三重河川国道事務所 |