提供:国土交通省木曽川上流河川事務所
秋雨前線を巻き込んで日本列島を北上して行った大型の台風23号は、南は沖縄・九州の西日本から北は福島県までを含む東日本の広い範囲に、大きな被害を与えました。死者・行方不明は98人にも上るなど、平成になって最悪の台風災害となっています。
東海地区では岐阜県の被害が特に大きく、飛騨市・高山市・郡上市・美濃市・岐阜市・関市・大垣市などの広い地域で、家屋の全壊や床上・床下浸水などの浸水被害が発生しました。高山市では災害救助法の適用がなされ、避難所の設置、食品・飲料水の供与等が実施されています。 |
岐阜市長良地区の出水状況 |
●総雨量分布図
気象庁 |
●長良川の出水状況
※警戒水位等は、当時の対象水位を示す。 |
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地域の水災防止力の向上を図るために、浸水想定区域の指定を中小河川へ拡大。中小河川における洪水情報等の提供の充実(特別警戒水位の設定)、水防協力団体制度の創設などが新たに定められました。
●災害状況
岐阜県郡上市八幡町西之原 提供:岐阜県防災局 |
●災害状況
長良川の出水状況(岐阜市長良橋上流) |
●災害状況
左から牧田川、杭瀬川、揖斐川の出水状況 |
●現 況
長良川右岸(岐阜市長良地区) |
牧田川、杭瀬川、揖斐川 平常時(平成17年撮影)
提供:国土交通省木曽川上流河川事務所 |