文字サイズ

平成20年8月末豪雨 平成20年(2008)8月28・29日

提供:国土交通省豊橋河川事務所

平成20年8月26日から31日にかけて、東海地方・関東地方を中心に大雨による災害が発生しました。短期間に局地的な豪雨となり、東海地方では愛知県に被害が集中し、約2,200世帯が床上浸水となりました。

災害の概要と被害

岡崎市で1時間雨量146.5mmを記録、愛知県幸田町の広田川堤防が40mにわたって決壊。

 8月28日夜、停滞していた前線に南から暖かく湿った空気が流れ込んだことで動きが活発となり、愛知県西部を中心に大雨を降らせました。岡崎市では、8月の月平年値の118.4mmを超える146.5mmの雨量が1時間に集中して降るなど、凄まじい豪雨がこの地域を襲いました。岡崎市の矢作川水系では、乙川右岸の堤防が決壊、伊賀川右岸の護岸が崩壊。幸田町では、広田川左岸の堤防が40mにわたって決壊し、出水によって決壊箇所が80mにまで拡大するなど、大きな災害となりました。また、名古屋市でも床上・床下合わせて約11,000世帯が水に浸かるなどの、被害がありました。

広田川堤防決壊(愛知県幸田町) 提供:愛知県


●降雨量

岡崎雨量観測所(愛知県岡崎市/気象庁)

●広田川の出水状況

永良水位観測所 (愛知県)

●一般被害状況

災害時気象速報 気象庁 名古屋市の数字名古屋市消防局防災室

都道府県名 死 者
(人)
行方不明者
(人)
負傷者
(人)
床上浸水
(戸)
床下浸水
(戸)
全壊・流失
(戸)
半 壊
(戸)
愛知県 3 2 1,124 3,147 4 1
名古屋市 1,175 9,929 1
3 0 2 2,299 13,076 4 2

災害状況

竜泉寺川三河橋の落橋(愛知県岡崎市蓑川新町地先) 提供:愛知県

●60分最大雨量

洪水後の泥を運び出す住民(愛知県岡崎市伊賀町) 提供:愛知県

提供:国土交通省豊橋河川事務所


このページの先頭へ