提供:国土交通省木曽川上流河川事務所
日本海と四国沖にあった低気圧の影響で、東海地方と近畿地方は記録的な大雨に見舞われました。岐阜県西濃地方の大垣市や揖斐川町で浸水や土砂災害が起きたことから「西濃豪雨」と呼ばれていますが、三重県北勢地域でも土砂災害が発生しています。
9月2日からの降水量(3日9時まで)は、下山観測所(大垣市上石津町)で524mmを記録しました。降雨量やピーク水位などは、深刻な被害をもたらした平成16年の台風23号と同程度でしたが、徳山ダム・横山ダムの連携操作による洪水調節や、大垣市内を流れる牧田川・杭瀬川の河道拡幅、大谷川洗堰の嵩上などにより、浸水被害は減少しています。一方で、岐阜県揖斐川町や大垣市上石津町、三重県いなべ市では大規模な土砂災害が発生しました。揖斐川町では県道268号が土砂崩れにより通行不能となるなど、各所で被害が発生しました。 ●総雨量分布図
気象庁 |
岐阜県揖斐川町東津汲の土砂災害 |
|
土砂をくい止める小滝砂防えん堤(三重県いなべ市) 土砂災害現場(三重県菰野町) 提供:三重県 |
土砂災害(三重県菰野町) |
揖斐川 今尾橋付近の出水状況(岐阜県海津市) |
杭瀬川・右岸(岐阜県大垣市) |
提供:国土交通省木曽川上流河川事務所 |