提供:国土交通省中部地方整備局
7月10日から16日にかけて本州付近に停滞した梅雨前線は広範囲にわたり局地的な大雨となり、岐阜県、長野県を中心に浸水被害、土砂災害などが発生しました。岐阜県八百津町、白川町では日雨量が観測史上1位を更新する豪雨となりました。
岐阜県内では梅雨前線や低気圧の影響で大雨となり、土砂災害や浸水被害が発生しました。11日から16日にかけ、下呂市、郡上市、高山市などで大雨となり、岐阜県加茂郡八百津町アメダス観測点では日降水量238.5mmの観測開始以来の記録を更新する猛烈な大雨が降りました。
この豪雨によって可児市では可児川が氾濫し浸水被害が発生しました。八百津町では土石流により家屋の全壊、半壊の被害が発生しました。御嵩町では住家被害のほか、国道21号の路肩法面が崩壊するなど交通機関に影響を及ぼしました。また、長野県では飯田市国道152号幹線道路が土砂流出等により寸断し、住民が孤立しました。
●雨量分布図(11日6時~16日6時)
気象庁 |
河川氾濫による被害状況(可児市土田) 提供:中日本航空株式会社 |
●15日20時までの1時間雨量分布
気象庁 |
●降水量時系列図(地上・アメダス:7月10日~16日)
気象庁 |
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土砂災害により家屋へ土砂が流入(八百津町野上地区) 提供:中日本航空株式会社 |
八百津中学校グランド一面に大量の土砂が堆積(八百津町野上地区) |
土砂崩れにより道路の寸断が発生 町道大平・小洞線 |
自衛隊員による決死の捜索(八百津町野上地区) 提供:八百津町 |
河川氾濫による車両被害(可児市土田) 提供:可児市
提供:国土交通省中部地方整備局 |