提供:国土交通省中部地方整備局
台風8号の接近に伴い、梅雨前線の動きが活発化し、中部地方の各地で大雨となりました。特に、長野県木曽郡南木曽町では木曽川支流の梨子沢で土石流が発生しました。
7月4日に発生した台風8号は、発達しながら日本の南海上を北上し、10日、鹿児島県阿久根市付近に上陸しました。九州を通過した後、和歌山県南部に上陸し、11日に千葉県富津市付近に再上陸しました。
この台風8号の接近に伴い、梅雨前線の動きが活発化し、中部地方の各地で大雨が発生しました。
長野県木曽郡南木曽町読書にある みどの 三留野雨量観測所(国交省)では、9日の15時~18時までの連続雨量が112mmとなりました。南木曽町を流れる木曽川支流の梨子沢において、7月9日17時40分頃、土石流が発生し、死者1名、軽傷者3名、全壊家屋10戸、一部損壊家屋3戸、国道19号への土砂流入、JR中央本線橋梁の流出等、甚大な被害をもたらしました。
長野県木曽郡南木曽町梨子沢の土砂災害状況 ●時間雨量及び累加雨量グラフ
三留野雨量観測所(国土交通省) |
●雨量レーダー(9日17:00)
●台風経路図
気象庁 |
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土石流によって運ばれた石や流木 |
土石流に埋まったJR中央本線 |
●監視カメラが捉えた土石流(流木を巻き込み一気に流れ下る様子)
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提供:国土交通省中部地方整備局 |