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台風16号 平成28年(2016)9月19日

提供:国土交通省三重河川国道事務所

非常に強い台風16号は、平成28年9月19日夜遅くから20日未明にかけて、九州に接近し20日0時過ぎに、大隅半島に上陸しました。その後、西日本の太平洋沿岸を進み、20日13時半頃、和歌山県田辺市付近に再上陸太平洋沿岸を進み、20日21時に東海道沖で温帯低気圧に変わりました。この台風と前線の影響で、各地で猛烈な雨を観測し、16日からの降水量が東日本から西日本にかけて200mmを超える大雨となりました。

災害の概要

鈴鹿川水系内部川ではん濫危険水位を超過

 三重県では、低気圧の影響で、20日の朝方から雨が降り始め、昼前から夜にかけて非常に激しい雨をもたらしました。
 櫛田川水系、佐奈川の西山水位観測所では、20日の13時にはん濫注意水位を超過、13時30分に避難判断水位を超過、13時40分にはん濫危険水位に達し、最高水位3.21mを記録した後、水位は下がり16時20分にはん濫注意水位を下回りました。
 櫛田川の洪水の安全な疎通のため、櫛田可動堰(余水吐及び堰の全開)の操作を実施しました。
 鈴鹿川の高岡水位観測所では、20日の16時にはん濫注意水位を超過、16時50分に避難判断水位に達しました。18時10分に最高水位4.79mを記録した後、順調に水位は下がり21時には、はん濫注意水位を下回りました。
 同川の亀山水位観測所では、20日の16時にはん濫注意水位を超過、16時30分に最高水位3.59mを記録した後、順調に水位は下がり17時には、はん濫注意水位を下回りました。
 内部川の河原田水位観測所では、20日の14時20分にはん濫注意水位を超過、15時10分に避難判断水位を超過、16時40分に、はん濫危険水位に達しました。17時30分に最高水位3.03mを記録した後、順調に水位は下がり20時20分には、はん濫注意水位を下回りました。

鈴鹿川水系鈴鹿川右岸22.8k 三重県亀山市野村海本町 亀山観測所

櫛田川水系櫛田川左岸10.6k 三重県松阪市山添町 櫛田可動堰 上流左岸

●台風経路図

津地方気象台 気象速報

●9月20日13時レーダー雨量

国土交通省X バンドレーダー

災害状況と被害(鈴鹿川水系)

鈴鹿川右岸の定五郎橋下流付近において漏水を確認し、7箇所において、釜段工を実施しました。
内部川左・右岸の内部橋上流付近において河岸洗掘を確認し、応急対策として、袋詰玉石(2t)と根固ブロック(2t)を設置しました。

鈴鹿川水系内部川右岸2.0k 三重県四日市市河原田町 河原田観測所

水防活動(釜段工)

応急対策

■鈴鹿川水系 雨量・水位の状況
●雨量及び累加雨量グラフ

山之坊雨量観測所(国土交通省)

●水位観測所の水位グラフ

河原田水位観測所(国土交通省)

災害状況と被害(櫛田川水系)

櫛田川水系佐奈川右岸3.9k 三重県多気郡多気町 西山橋観測所

■櫛田川水系 雨量・水位の状況
●雨量及び累加雨量グラフ

相可雨量観測所(国土交通省)

●水位観測所の水位グラフ

西山橋水位観測所(国土交通省)

提供:国土交通省三重河川国道事務所


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