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台風21号 2017年(平成29年)10月21日

提供:国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所

非常に強い台風21号は、21日から22日にかけて日本の南を北上し、23日3時頃、超大型・強い勢力で静岡県御前崎市付近に上陸しました。台風はその後、広い暴風域を伴ったまま北東に進み、23日15時に北海道の東で温帯低気圧となりましたが、台風を取り巻く発達した雨雲や本州付近に停滞した前線の影響により、西日本から東日本、東北地方の広い範囲で記録的な大雨となりました。

災害の概要

宮川水系勢田川、櫛田川水系佐奈川で計画高水位を超過

 三重県では21日から台風21号や前線の影響により、23日にかけて大雨となりました。降り始めの21日00時から23日12時までの総雨量(アメダス速報値)は、尾鷲796.0mm、御浜650.0mm、大台町宮川577.0mm、熊野新鹿552.5mmの雨を観測しました。
 三重河川国道事務所が設置している宮川水系勢田川雨量観測所では総雨量665mm(時間最大80mm/h)、櫛田川水系の豊原雨量観測所では総雨量485mm(時間最大50mm/h)が観測され、宮川水系勢田川と櫛田川水系佐奈川では計画高水位を超過しましたが、河川内の堆積土砂の掘削や樹木の伐採等の整備効果で水位が低下し氾濫や浸水被害を回避することができました。

櫛田川水系佐奈川右岸3.9k 三重県多気郡多気町 西山橋観測所

櫛田川水系佐奈川右岸5.0k付近 護岸欠損応急対策状況(多気郡多気町五桂)

●台風21号 経路図

気象庁 速報解析

●積算降水量(10月21日0時~23日12時)

気象庁

【櫛田川水系】佐奈川
●雨量及び累加雨量グラフ
●水位観測所の水位グラフ

●一般被害状況

消防庁

都道府県名 死 者
(人)
行方不明者
(人)
負傷者
(人)
全 壊
(戸)
半 壊
(戸)
一部破損
(戸)
床上浸水
(戸)
床下浸水
(戸)
三重県 2 0 13 1 91 0 844 1,288

提供:国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所


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