提供:岐阜県
出典:国土交通省水管理・国土保全局
7月3日から8日にかけて日本付近に停滞した梅雨前線の活動が非常に活発で、西日本や東日本で大雨となり、特に九州では4日から7日、岐阜県周辺では7日から8日にかけて記録的な大雨となり大きな被害をもたらしました。
令和2年7月豪雨は、7日から8日にかけ中濃地方から飛騨地方を中心に断続的に非常に激しい雨となり、岐阜県内の6市(飛騨・高山・郡上・下呂・中津川・恵那)に大雨特別警報が発表されたほか、降り始めからの降水量が県内11地点で1,000ミリを超えるなど、記録的な大雨となりました。
これにより、飛騨川を中心とする河川の氾濫や土砂災害、下流域の白川町ではバックウォーター現象による浸水被害が発生し、八百津町では短時間の突風による損壊家屋が発生するなど、局所的な被害が発生しました。
国道41号の道路崩壊(下呂市小坂町門坂) 提供:岐阜県 高山市岩井町の土石流被害(高山市岩井町眠木) 提供:岐阜県 |
●天気図(7月7日09時)
提供:岐阜県 ●解析雨量
7月6日0時~7月8日24時、72時間積算 気象庁 国道158号へ土砂流出(高山市丹生川町久手) 提供:岐阜県 |
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平成30年7月、下呂市萩原では降り始めから5日間で603.0ミリを記録しました。
令和2年7月の降水量は24時間、48時間、72時間のいずれにおいても過去最高の降水量を記録したほか、これまでの7月降水量記録である876.5ミリ(平成22年7月)の2倍以上となる1,883.0ミリを記録しました。
また、これは、平成30年7月の降水量と比較すると約3倍になっています。
※7月の日降水量の平年値(1981年から2010年までの30年間の平均値)の累計を示したもの
提供:岐阜県 |