出典:気象庁、国土交通省中部地方整備局河川部、国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所
国土交通省中部地方整備局庄内川河川事務所、国土交通省中部地方整備局高山国道事務所
8月11日から19日にかけて、前線の活動が活発となった影響で、西日本から東日本の広い範囲で大雨となりました。中部地方では13日から15日にかけて記録的な大雨となったことから、大きな被害が発生しました。
中部地方では、12日の昼頃から前線が停滞し、長時間にわたって降雨が継続しました。木曽川上流河川事務所管内の犬山観測所(犬山市)では、避難判断水位を超える11.93mの水位となり、昭和58年9月に次ぐ戦後2番目の水位を観測しました。また、庄内川河川事務所管内の土岐水位観測所(土岐市)では、ピーク水位が氾濫危険水位を超える4.81mを観測するなど、各地で記録的な豪雨となりました。
木曽川の出水状況(8月15日正午頃)56.4km付近 |
●木曽川犬山(犬山市)地点水位状況(雨量:王滝観測所)
出典:国土交通省 中部地方整備局 木曽川上流河川事務所 |
出典:国土交通省 中部地方整備局 庄内川河川事務所 |
●庄内川土岐(土岐市)地点水位状況(R3.8.13~R3.8.15)
出典:国土交通省 中部地方整備局 庄内川河川事務所 |
出典:気象庁
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岐阜県では、特に前線の活動が活発となった13日から14日にかけて激しい雨が降り続き、下呂市萩原で15日3時10分までの48時間降水量が445.0mmを観測するなど、飛騨南部や東濃を中心に記録的な大雨となり、国道41号(下呂市萩原)では道路が流出しました。
長野県では多くの観測点で、48時間降水量や72時間降水量の観測史上1位の値を更新し、特に72時間降水量では、王滝村御嶽山で628.0mm、宮田高原で431.5mmを観測したほか、多くの地点で300mm以上を観測しました。
中部地方以外でも、九州北部地方で線状降水帯が発生し、記録的な大雨となり、多くの地点で時間降水量の観測史上1位を更新しました。
この大雨により、国土交通省管理と都道府県管理の河川、合わせて29水系88河川※で氾濫や浸食、河川沿いの内水による浸水が確認されています。
●国道41号
位置図・被災状況 出典:国土交通省 中部地方整備局 高山国道事務所 |
●天竜川の出水状況(8月15日4時50分頃)
出典:国土交通省 中部地方整備局 河川部 |
出典:気象庁、国土交通省中部地方整備局河川部、国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所 |